【TOEICリーディング対策】 解き終わるための作戦 その1 ~解く順番と時間配分 

ここでは、TOEICのリーディングで最大の問題について触れたいと思います。

そもそも全部解き終わらない

大体700点後半くらいから800点台に持っていくために、全部解き終わるようになりたいというように考えるようになります。

ですがこれがなかなか難しいですよね。頭でわかってはいてもついついわからない問題に時間を使ってしまい、あれよあれよで最後20問くらい残す、ということもよくあることだと思います。

そこでここでは特に、リーディングを全部解ききるための作戦について触れていきたいと思います。

基本的に考えるのは以下の項目になると思います。

・どの順番で解くのか
・それぞれのPartの時間配分
・先に設問を読んだほうがよいのか

私の今のリーディングの得点は430点です。TOEIC本番ではぎりぎり解き終わることができているというレベルですが、そんな私の解き方をもとにおすすめの解き進め方や時間配分やをご紹介していきます。

どの順番で解くのか

基本的に前から順番に解くのでよいと思います。これはひとそれぞれ性格的なものにもよると思いますが、私は飛ばすことで逆にプレッシャーになることがあったので、結局前から順番に解くようにしています。

TOEICはとにかく時間がない上にプレッシャーがかかりやすいので、できるだけシンプルに考えた方がよいとおもいます。

ここで、一番多かった失敗をご紹介します。記事の問題が以前(600~700点台の頃)苦手でしたが、だんだん焦ってきて最後からさかのぼろうとするのです。トリプルパッセージやダブルパッセージには、本文を読まなくてもよい、同じ意味の単語を選ぶ問題があったりしますから、いくつか解けるかと思い思い切って最後からやるのですが、その196番に「NOT問題」があったりして余計にパニックになって、結果時間だけが過ぎるということを何度もやりました。

一番ひどかった時にはそれで30分くらいあきらめるということもあり、3回目くらいの時にリーディングで過去最低点を取ってしまいました。

ですから、基本的には前から順番に解くのがよいでしょう。

 

 

それぞれのPartはどのくらいの時間を使うのか

解き終わるための理想的な時間配分の目標は以下の通りです。

Part5:8分
Part6:8分
Part7:58分

実際にはPart5とPart6でもう1分ずつ程度かかっても解き終わることはできます。ただし、どんなに遅くなってもPart7に55分は残したいところです。

ここでパートごとに見ていきましょう。

Part5

リーディングをすべて終わらせるのは、正直ここで勝負が決まるといえます。解き終わるということだけを考えるなら、

正解率を捨てる覚悟

も必要かもしれません。とはいえ、それでも25問は安定して正解できるようになってからですが。

700点台を狙うのであれば、Part5は15分かけていいと思います。そうすると1問30秒ですので、割とじっくり解けます。人称代名詞を選んだり、品詞を選ぶ問題は早めに抜けられますから、問題によっては40秒くらいかけてもいいことになります。

ただ、800後半から900を目指すために、解き終えることが目標となると、ここで時間を使ってはいられませんので、とにかく8分~9分で終わらせられる練習をしっかりする必要があります。10分かかってしまうと終わらなくなる可能性が高くなります。

ちなみに、満点を何十回もとるような先生たちはここを5分程度で終わらせるようです。まあそういう人たちは全体でも20分くらい余るそうですから、すごいですよね。

いずれにしてもリーディングをすべて解くのなら、Part5を早く解く練習は不可欠です。

 

Part6

ここは4セットあるので、単純に1セット2分で切り上げる計算です。

ここで時間をかけてしまうのが文挿入だと思いますが、私は以前ここが苦手でしたが、語彙力がついてからはそれほど苦にならなくなりました。よくよく読むと紛らわしい選択肢もありはしますが、2つくらいは全く関係ない内容になっています。あまり深く考えずすぐに答えを選びましょう。ここで迷っている時間はありません。

ちなみに、解き終わるレベルになると2,3個戻ってくることができます。意外とこれが盲点で、解き終わった後に戻ると頭がすっきりしているので、あっさり選べるものです。少しくらいは飛ばせることも計算にいれてよいでしょう。

Part7

よく1問1分といわれますが、これは平均するとという意味ですから、はじめの14問はそんなにかけられません。シングルパッセージの後半が実は難しいですからここでしっかり時間を使うためにも、最初のほうは、早めに切り抜けます。

そして、残り25問(ダブルパッセージとトリプルパッセージが残っている状態)で35分残っている状態なら解ききれます。これを目標にとにかくここまでを急ぐことが最大の秘訣です!

ダブルパッセージとトリプルパッセージを1問1分は正直きついです。ですから、これだけの時間を残せば十分解ききれますし、これができると1分~3分程度時間が余りますので、飛ばした問題を2,3問なら見直しできます。

 

ということで、リーディングを時間内に解き終わるためにはきちんとした作戦が必要です。しっかり作戦を練ってそれを実行できるよう模試でたくさん練習してください。

はじめてTOEIC本番で解き終わったときは、すごい感動したのを覚えています。あの達成感、充実感はなかなか得難いものです。皆さんもぜひ頑張ってみてください。

設問を先に読むか、本文を先に読むかは別記事でまとめます。

 

まとめ

・解く順番は前から。とにかく急ぐために、作戦はシンプルに!

・各Partの時間配分は、
Part5:8分、Part6:8分、Part7:59分

・Part5に10分かけてはいけない。

・最後の25問に35分を残す。

 

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【TOEIC点数アップ】TOEICの点数アップはTOEICに専念しないこと?

私はこれまでTOEICを9回(2019年8月現在)うけてきましたが、その点数アップは言うほど順調ではありません。自分の中では結構苦しんできたわけですが、なかでも苦しかったのは100の位を変えるときです。800点台から900点台はあっさり行った感もあるのですが、600点台から700点台、700点台から800点台は随分苦しかったのを覚えています。

とくに600点台から700点台の時ははじめての壁だったのもあり、手詰まり感がありました。

そこで始めたのが英検です。

2級は高校生の時にさんざん落ちまして、それ以来検定は受けておらず、級の所持そのものは3級まででした。(私の学生時代に準2級はありませんでしたww)

TOEICの勉強を始めたときは2級くらいの単語力はありましたが、正直リスニングは割と苦戦気味だったのを覚えています。ただどうせならと準1級にチャレンジすることにしました。

で、これが功を奏しました。自分の中で効果があったと思うのは

語彙問題対策

です。TOEICでいうところのPart5のような短文練習を相当したので、ここでかなりの力が付きました。

語彙という点でいえば準1級のほうがやや難しいので、準1級対策をしてからTOEICのPart5をやると簡単に感じるため、問題を何度も読み返すことが少なくなりました。さらにPart6の短文穴埋めが苦手でしたが、語彙力が付いたことで、回答がしやすくなりました。

このあと1級の対策を始めて(2019年8月現在、まだ1級は受かってませんw)、1級の「パス単」は8割程度は覚えている状況ですが、ここまでくるとTOEICの問題に出てくる単語で見たことのない単語はほぼない印象です。

さらにリスニングは準1級も1級も、Part2が難関なのですが、約2分位の英文を聞いて答える問題があり、これに比べれば、TOEICのリスニングは短く感じ、内容も簡単です。

私は1級のリスニングで現在(もう半年以上・・・)苦戦をしており、ひどいときは半分んも点が取れませんが、こんな時でもTOEICのリスニングは満点でした。(正直びっくりしましたがw)

ですから、仕事の都合等で短期間でTOEICの点数アップをしなければならないような方は時間的に難しいかもしれませんが、全体的な英語力をあげるためのTOEICの点数アップのためであれば、英検の勉強はおすすめです。

別記事で英検のおすすめ教材を級別にご紹介する予定ですが、最近は準1級であれば急速に対策問題集が増えているので、勉強しやすくなっていると思います。1級ももっとふえてほしいものですが、今出ているものでも十分ではあるので、TOEICで行き詰っている場合にはぜひお試しください。

 

まとめ

TOEIC700点、800点台を目指すなら思い切って英検準1級にチャレンジするのもあり。

英検の語彙対策はPart5やPart6のスピードアップにも効果あり。

 

 

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