【TOEICリスニング対策】リスニング満点(495点)をとれた日々の練習法とは? ~毎日の練習が大切です

TOEICで満点(筆者はリスニングが満点で、リーディングはまだですがw)というのは、受験初期には全く考えもしませんでしたが、英検やTOEFLなどとは違って、TOEICはビジネスの内容とは言え比較的日常会話に近い内容が出題されるので、留学経験や幼稚園や小学校のときから英会話をやっていたというような経験がなくても、それなりの練習で何とか取れるものです。

かくいう私もそういった経験はないわけですが、2年かかったもののリスニングで満点を取ることができました。ここではそのために行ってきた(今もしています)日々のリスニングの練習メニューを以下の項目別にご紹介します。

  • 使用教材
  • 1週間のメニュー(1日の分量や内容)
  • 繰り返しについて

 

 

 

使用教材

まず使っているのは、TOEICの模試です。リスニングは100問ありますが、日々の練習で使っているのはPart3とPart4ですので、これがフルであるものであれば何でもよいと思います。

おススメは、1冊で5回分や7回分などあるものです。公式問題集でも問題はありませんが、2回分しかないので、ある程度量のあるものですと頻繁に本を変えずに済むのでお勧めです。質が心配ということでしたら公式をお使いください。こちらのページに私がリスニングで使った模試を載せていますので参考にしてください。

一週間のメニュー

基本的には毎日、朝と夜に取り組んでいますが、1週間で上記の模試の問題を次のように分けます。TOEICのリスニングは3問で1セットの問題になっているので、このセットをいくつやるとという形で書くと、このようになります。

月曜日 Q32-34、Q35-37
Q38-40、Q41-43
Q71-73、Q74-76
Q77-79
火曜日 Q44-46、Q47-49
Q50-52、Q53-55
Q80-82、Q83-85
Q86-88
水曜日 Q56-58、Q59-61
Q62-64、Q65-67
Q68-70
Q89-91、Q92-94
Q95-97、Q98-100
木曜日 Q32-34、Q35-37
Q38-40、Q41-43
Q71-73、Q74-76
Q77-79
金曜日 Q44-46、Q47-49
Q50-52、Q53-55
Q80-82、Q83-85
Q86-88
土曜日 Q56-58、Q59-61
Q62-64、Q65-67
Q68-70
なし
日曜日 Q89-91、Q92-94
Q95-97、Q98-100
なし

基本的には、朝がパート3で夜がパート4です。同じメニューを1週間で2回繰り返しています。土曜と日曜の夜は、あえてなしにしています。実は朝は必ずやれていますが、夜はやれない日も多々ありまして、翌日の朝にまとめてやったりしているのですが、土日の夜がないことで1週間できちんと完結できるように余裕を持たせています。

これらを1つのセットあたり、このように練習しています。

  • 普通に聞く
  • スクリプトを見ながら、一緒に文を読む(オーバーラッピング)
  • スクリプトは見ずに、文が聞こえたら遅れて読んでいく(シャドーイング)
  • シャドウイングでほんの少しタイミングを遅らせてついていく

これらを状況に合わせて行っているので、だいたい1セット平均4回は聞くことになります。

初期のころはそもそもスピードについていけなかったり、かんだりしてしまうので、かまずにぴったりついていけるようになるまで何度も練習したので、1セットを10回くらいやったこともありました。

シャドウイングでわざとおくれて、というのはリテンション力をあげるためです。TOEICではメモが禁止されているので、内容を覚えていなければいけません。初期のころは先読みをしても内容をすぐ忘れてましたから、どれだけ内容を覚えていられるかという練習もしていました。

慣れてきたらスピードをあげていくと、早い英語になれるだけでなく、練習時間も短くなるので、1日に多くの時間を割けない方にはおすすめです。

なお、1回の練習に初期のころは20~30分かかっていました。いまでは6分~10分位です。

繰り返しについて

上記メニューでは1週間で同じものを2回やっていますが、これをもう1週やり、次へ進んでいました。途中でスピードをあげて練習したりしたため、また同じ本に戻ったりし、あれよあれよで2年間毎日やっています。ですので多いものだと一つのセット(Q31-33などの1セット)を20回前後やっていることになります。

これを考えると、5回分や7回分載っているものは大変重宝します。こちらのページでも紹介した、エッセンスイングリッシュスクールの「新形式精選模試」やハッカーズ研究所の「でる模試」は本当に使いやすいです。実はどちらも1ページに1セットないし2セットとという印刷の体裁になっているので、こういった点も教材選びには実は大切だったりします。

 

巷にはもっと短時間で満点を取れた方もいらっしゃると思うので、もっと効率の良い方法があるかもしれません。ただ、実際に満点を取れたという意味では、参考にしていただける余地はあると思うので、ご自身に合うやり方を考える際の一助としていただければと思います。

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単語学習の大切さと英単語の覚え方 ~時間をかけずに回数で勝負!

TOEICにしろ英検にしろ、語彙を直接問われる問題が登場します。特に英検では一番始めは語彙だけを問われるパートがあり、準1級や1級でいえば、文法問題すらなく、語彙と熟語だけで25問出題されます。ここで20問以上取れれば大きく合格に近づきますから、しっかりと対策をして臨みたいものです。TOEICでは語彙問題自体はそこまでたくさんありませんが、そもそもあれだけの量の英文を短時間で読まなければいけないわけですから、語彙力はかなりの武器になります。ですから、単語学習は資格・検定学習においては欠かせない学習になるわけです。

しかし、単語だけを覚えるのは苦手という人も少なくないと思います。正直英語が苦手という人のほぼ多くの原因は、

単語の勉強を怠っている

これにつきます。言い換えれば、

英語が苦手なのではなく、単語暗記が苦手

ということです。実は私がそうでした。中学までは文法力で乗り切ってきましたが、高校生になり語彙が膨大になり、暗記をさぼったために英語が得意ということができなくなってしまいました。

しかし、単語暗記が得意になった今、TOEICの点が取れるようになっただけでなく(私の得点はこちらをご確認ください)、大学入試のセンター試験の問題でも9割は取れます。

ですから、英語苦手克服のカギは、

単語暗記をできるようにする!

といえると思います。そこで、ここではおすすめの単語暗記の仕方(スケジュールや1日の分量等)をご紹介します。

 

 

おすすめ単語暗記法

単語暗記を進める際に考えるべきは以下の内容になると思います。

  • 1日の分量
  • 暗記にかける時間
  • スケジュール

基本的に、一つの単語について日本語の意味を2秒以内に言えるようにする、ということを前提にこれらを考えていきます。1つ1つあげていきます。

1日の分量

英語が苦手な人ですとついつい10個とか20個とか刻みたくなると思いますが、大学生以上の方であれば今後のことを考えて100語としてみてください。後程時間についてご説明しますが、100語を1時間とかかける必要はありませんので、ここは思い切ってみましょう。

暗記にかける時間

上記の100語を目安20分位で終わらせます。単語帳は1ページに10個などとわかれて掲載されているはずなので、基本的には1ページをしっかり覚えて、覚えたらすぐに次に行きます。意味が複数あるものははじめは1つ言えれば十分です。あまり重く考えずにどんどんと進んでしまいます。少し進んだら戻ってみると定着しやすいですが、1日に時間をかけすぎると後が続かないので、ほどほどで済ませてしまいます。

スケジュール

ここが大切です。実はこの暗記方法は、

1回の暗記に多くの時間をかけない分、繰り返しの回数を増やすことによって記憶を定着させていきます。

ですから、なるべく早く2回目に入る必要があります。そこでもう一つ重要になってくるのが「ブロック分け」です。

単語帳は1000語、2000語などと掲載されていますが、これをいくつかの「ブロック」に分ける必要があります。というのも、仮に1000語掲載の単語帳を使うとしますと、英単語暗記が苦手な状態ですと1000語を一気にやるより、例えば500語を固めてから次の500語というようにした方が暗記がしやすいからです。そしてこの500語を毎日100語ずつ覚えて繰り返していきます。1000語を一度にやると次に同じ単語をやるのは11日後ですが、500語の周期にすれば6日後で、300語の周期にすれば4日後ということになります。

100語を毎日やって覚えてから次に行くのでもよいのですが、ここは今後大量の単語を覚えられるようにするために、300語周期や500語周期にしてもよいと思います。仮に500語とすると、500語周期で2~3回回すとだんだん覚えてきますので、1日に扱える単語が増えてきます。200語を20分で回せるようになってくれば、500語が3日周期になりますし、やがて2日で回せるようになってきます。ある程度入ってきたら次の500語をまた同じようになるとよいでしょう。暗記が苦手な方なら300語周期でもよいと思います。

これが基本的な進め方ですが、やっていくうちに、何度やっても覚えられない単語が出てきます。ですから、単語帳に、意味がすぐに言えない単語に×印などをつけていくことをお勧めします。間違えるたびに×を増やす方が単語暗記にメリハリがついてより覚えやすくなります。

それでも覚えられない単語が必ず出てきます。×が10個付くということも少なくありませんが、これらは途中これらの身を集中して覚えてみてください。ここまでで通過してきた単語はほぼ入っていますから何日かやらなくても抜けにくくなります。×のある単語のみを集中して覚える時期を作るとより完璧になります。このとき、それらを別のノートに書き写してもよいと思います。

慣れてくれば、1日500個の単語を見ることもできるようになります。語彙力が上がってくると新しい単語帳を買っても連続して100個知らない単語ということは減ってくるので、ペースはどんどん上げられます。

覚えたものをより定着させるために

単語だけの暗記はどうしても忘れやすくなります。特にはじめのうちはなかなか定着せず順調にはいきませんでした。そこで大切なのが、

英語に触れる機会を増やす

ことです。これは自分の実感ですが、覚えた単語がほかのところで出てくると、その単語が定着しやすいです。

たとえば、consequentlyという単語がありますが、ある日NHKのラジオ講座(実践ビジネス英語)で解説されていたのをきいて、その日以降忘れなくなりました。ちなみに、consequentlyは「その結果として」という意味です。

また、別のページで紹介した語彙問題の対策問題集(こちらのページで触れています)を使って文の中での使い方を覚えることも定着につながります。

あと意外と盲点なのが、新しい単語帳を使うことです。むやみやたらにいろいろ手を出すべきではありませんが、8割くらい覚えたら次の単語帳に進むのもありです。というのも、重要語であれば同じ難易度の単語帳であればだいたい載っていますから、次の単語帳で前の単語帳にのっていたものに出会うと割と覚えられることがあります。

こうした形でとにかくいろいろな形で英語に触れるようにすることが大切です。

 

正直単語暗記の方法は様々あると思います。上記はあくまで私の方法ですので、いろいろアレンジしながらご自分に合うやり方を見つけて単語暗記を克服してみてください。単語力が一気に上がると目に見えて得点が上がるので、英語の学習そのものが楽しくなります。ぜひ頑張ってみてください。