【TOEICリーディング対策】 解き終わるための作戦 その2 ~Part7の解き進め方

こちらの記事は前回の続きにもなっています。

まだの方はこちらから
【TOEICリーディング対策】 解き終わるための作戦 その1 ~解く時間と時間管理

 

さて、こちらの記事ではPart7の解き進め方をかきますが、ここでいう解き進め方というのは、

文を見る前に設問(または選択肢まで)を先に見たほうが良いのか

という問題です。

正直これも絶対的な正解があるわけではないですが、TOEICに慣れてきて思うのは、

英語がめちゃくちゃできる人(ネイティブな方々もしくははじめてTOEICうけて満点近くとってしまう方々)にとっては、文章すべて読んでからで十分ですが、

一方、英語を段階的に勉強してTOEICの点数を順次あげていく方は、ある程度設問を見てから解く方が解きやすい

ということです。ここのサイトはいかにして点をあげていくかということに特化して書いているため、後者の内容について述べていきます。

 

 

基本的には、設問を見てからのほうが時間は短縮できます。これはそのとおりですが、ここでまた問題が起こります。

結局忘れてしまい、文を読んだ後にまた設問を読んでしまう

実はこれがTOEICで時間が足りなくなる大きな原因です。誰にも心当たりがありますよね。

ですから、いかにこれを防ぐかということになります。そこで、このような形がおすすめです。

・1セットに2問、3問のシングルパッセージは、先に設問を読んで問題を解く。
・1セットに4問、5問の問題(シングル、ダブル、トリプルパッセージ)ははじめに2問軽く見てから文章を読む。その後いくつかその設問を解いてから残りの設問を見てから続きの文を読む。
・NOT問題は少し細かく、文章と選択肢を行ったり来たりする。

とにかく大事なのは、できるだけ同じ文を複数回読まないことです。それを前提に、文と設問を上手に行ったり来たりすることが時間短縮の秘訣です。

設問によって、手掛かりが割と近くに集まっているものもあれば、広い範囲に散らばっているものもあるので、NOT問題以外でもこまめに行ったり来たりした方がよい問題もあります。慣れてくると設問をみただけで、「これはどんどん読んでも後でこたえられる」「これは行ったり来たりして慎重に解こう」という判断ができるようになります。

上手にこれが出来るようになると、だんだん時間内に解けるようになってきますので頑張ってみてください。

なお、これをできるようにするためにはそもそも文を一回読んだだけで理解できるようにならなければいけません。このための練習については、別の記事でまとめます。
こちらの記事ですでに軽く触れていますのでよろしければご覧ください)

まとめ

・設問は基本は文を読む前に見る。

・忘れてしまうので、先に見る設問は2から3問。その後はいったん文を読み適度なところでまた設問を見て文の続きを読む。

・NOT問題はこまめに設問と選択肢を行ったり来たりする。

 

 

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【TOEICリーディング対策】 解き終わるための作戦 その1 ~解く順番と時間配分 

ここでは、TOEICのリーディングで最大の問題について触れたいと思います。

そもそも全部解き終わらない

大体700点後半くらいから800点台に持っていくために、全部解き終わるようになりたいというように考えるようになります。

ですがこれがなかなか難しいですよね。頭でわかってはいてもついついわからない問題に時間を使ってしまい、あれよあれよで最後20問くらい残す、ということもよくあることだと思います。

そこでここでは特に、リーディングを全部解ききるための作戦について触れていきたいと思います。

基本的に考えるのは以下の項目になると思います。

・どの順番で解くのか
・それぞれのPartの時間配分
・先に設問を読んだほうがよいのか

私の今のリーディングの得点は430点です。TOEIC本番ではぎりぎり解き終わることができているというレベルですが、そんな私の解き方をもとにおすすめの解き進め方や時間配分やをご紹介していきます。

どの順番で解くのか

基本的に前から順番に解くのでよいと思います。これはひとそれぞれ性格的なものにもよると思いますが、私は飛ばすことで逆にプレッシャーになることがあったので、結局前から順番に解くようにしています。

TOEICはとにかく時間がない上にプレッシャーがかかりやすいので、できるだけシンプルに考えた方がよいとおもいます。

ここで、一番多かった失敗をご紹介します。記事の問題が以前(600~700点台の頃)苦手でしたが、だんだん焦ってきて最後からさかのぼろうとするのです。トリプルパッセージやダブルパッセージには、本文を読まなくてもよい、同じ意味の単語を選ぶ問題があったりしますから、いくつか解けるかと思い思い切って最後からやるのですが、その196番に「NOT問題」があったりして余計にパニックになって、結果時間だけが過ぎるということを何度もやりました。

一番ひどかった時にはそれで30分くらいあきらめるということもあり、3回目くらいの時にリーディングで過去最低点を取ってしまいました。

ですから、基本的には前から順番に解くのがよいでしょう。

 

 

それぞれのPartはどのくらいの時間を使うのか

解き終わるための理想的な時間配分の目標は以下の通りです。

Part5:8分
Part6:8分
Part7:58分

実際にはPart5とPart6でもう1分ずつ程度かかっても解き終わることはできます。ただし、どんなに遅くなってもPart7に55分は残したいところです。

ここでパートごとに見ていきましょう。

Part5

リーディングをすべて終わらせるのは、正直ここで勝負が決まるといえます。解き終わるということだけを考えるなら、

正解率を捨てる覚悟

も必要かもしれません。とはいえ、それでも25問は安定して正解できるようになってからですが。

700点台を狙うのであれば、Part5は15分かけていいと思います。そうすると1問30秒ですので、割とじっくり解けます。人称代名詞を選んだり、品詞を選ぶ問題は早めに抜けられますから、問題によっては40秒くらいかけてもいいことになります。

ただ、800後半から900を目指すために、解き終えることが目標となると、ここで時間を使ってはいられませんので、とにかく8分~9分で終わらせられる練習をしっかりする必要があります。10分かかってしまうと終わらなくなる可能性が高くなります。

ちなみに、満点を何十回もとるような先生たちはここを5分程度で終わらせるようです。まあそういう人たちは全体でも20分くらい余るそうですから、すごいですよね。

いずれにしてもリーディングをすべて解くのなら、Part5を早く解く練習は不可欠です。

 

Part6

ここは4セットあるので、単純に1セット2分で切り上げる計算です。

ここで時間をかけてしまうのが文挿入だと思いますが、私は以前ここが苦手でしたが、語彙力がついてからはそれほど苦にならなくなりました。よくよく読むと紛らわしい選択肢もありはしますが、2つくらいは全く関係ない内容になっています。あまり深く考えずすぐに答えを選びましょう。ここで迷っている時間はありません。

ちなみに、解き終わるレベルになると2,3個戻ってくることができます。意外とこれが盲点で、解き終わった後に戻ると頭がすっきりしているので、あっさり選べるものです。少しくらいは飛ばせることも計算にいれてよいでしょう。

Part7

よく1問1分といわれますが、これは平均するとという意味ですから、はじめの14問はそんなにかけられません。シングルパッセージの後半が実は難しいですからここでしっかり時間を使うためにも、最初のほうは、早めに切り抜けます。

そして、残り25問(ダブルパッセージとトリプルパッセージが残っている状態)で35分残っている状態なら解ききれます。これを目標にとにかくここまでを急ぐことが最大の秘訣です!

ダブルパッセージとトリプルパッセージを1問1分は正直きついです。ですから、これだけの時間を残せば十分解ききれますし、これができると1分~3分程度時間が余りますので、飛ばした問題を2,3問なら見直しできます。

 

ということで、リーディングを時間内に解き終わるためにはきちんとした作戦が必要です。しっかり作戦を練ってそれを実行できるよう模試でたくさん練習してください。

はじめてTOEIC本番で解き終わったときは、すごい感動したのを覚えています。あの達成感、充実感はなかなか得難いものです。皆さんもぜひ頑張ってみてください。

設問を先に読むか、本文を先に読むかは別記事でまとめます。

 

まとめ

・解く順番は前から。とにかく急ぐために、作戦はシンプルに!

・各Partの時間配分は、
Part5:8分、Part6:8分、Part7:59分

・Part5に10分かけてはいけない。

・最後の25問に35分を残す。

 

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