私はこれまでTOEICを9回(2019年8月現在)うけてきましたが、その点数アップは言うほど順調ではありません。自分の中では結構苦しんできたわけですが、なかでも苦しかったのは100の位を変えるときです。800点台から900点台はあっさり行った感もあるのですが、600点台から700点台、700点台から800点台は随分苦しかったのを覚えています。
とくに600点台から700点台の時ははじめての壁だったのもあり、手詰まり感がありました。
そこで始めたのが英検です。
2級は高校生の時にさんざん落ちまして、それ以来検定は受けておらず、級の所持そのものは3級まででした。(私の学生時代に準2級はありませんでしたww)
TOEICの勉強を始めたときは2級くらいの単語力はありましたが、正直リスニングは割と苦戦気味だったのを覚えています。ただどうせならと準1級にチャレンジすることにしました。
で、これが功を奏しました。自分の中で効果があったと思うのは
語彙問題対策
です。TOEICでいうところのPart5のような短文練習を相当したので、ここでかなりの力が付きました。
語彙という点でいえば準1級のほうがやや難しいので、準1級対策をしてからTOEICのPart5をやると簡単に感じるため、問題を何度も読み返すことが少なくなりました。さらにPart6の短文穴埋めが苦手でしたが、語彙力が付いたことで、回答がしやすくなりました。
このあと1級の対策を始めて(2019年8月現在、まだ1級は受かってませんw)、1級の「パス単」は8割程度は覚えている状況ですが、ここまでくるとTOEICの問題に出てくる単語で見たことのない単語はほぼない印象です。
さらにリスニングは準1級も1級も、Part2が難関なのですが、約2分位の英文を聞いて答える問題があり、これに比べれば、TOEICのリスニングは短く感じ、内容も簡単です。
私は1級のリスニングで現在(もう半年以上・・・)苦戦をしており、ひどいときは半分んも点が取れませんが、こんな時でもTOEICのリスニングは満点でした。(正直びっくりしましたがw)
ですから、仕事の都合等で短期間でTOEICの点数アップをしなければならないような方は時間的に難しいかもしれませんが、全体的な英語力をあげるためのTOEICの点数アップのためであれば、英検の勉強はおすすめです。
別記事で英検のおすすめ教材を級別にご紹介する予定ですが、最近は準1級であれば急速に対策問題集が増えているので、勉強しやすくなっていると思います。1級ももっとふえてほしいものですが、今出ているものでも十分ではあるので、TOEICで行き詰っている場合にはぜひお試しください。
まとめ
TOEIC700点、800点台を目指すなら思い切って英検準1級にチャレンジするのもあり。
英検の語彙対策はPart5やPart6のスピードアップにも効果あり。