TOEICの教材について その2 ~おすすめ教材「でる1000」

私が実際に使ってみてよかった教材とおすすめポイントなどをご紹介します。

1.TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
通称「でる1000」とよばれる、TEX加藤先生の本です。TEX加藤先生といえば「金フレ」の作者でもおなじみですが、TOEICについては知り尽くしている先生ですので、間違いのない本です。

TOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問 [ TEX加藤 ]

価格:2,484円
(2019/7/28 09:44時点)
感想(22件)

この本については、はじめこのように思われる方がいます。
「文法は大丈夫だからやらなくていい」
実は私もそう思って敬遠していました。
もともとTOEICで文法が必要になるのはPart5ですが、ここでは、文法も出ますが、語彙の問題も出題されます。これがこの本がはじめに敬遠される理由だと私は思っています。というのも、TOEICに出題される文法はそんなに高度なものではないため、文法を1000問もやる必要ないと思ってしまうのです。
ですから私もはじめはやらなかったのですが、私がこの本を始めたきっかけは
Part5のスピードを上げるため
でした。

Part5の時間管理については別のページで書く予定ですが、どうしてもここを短時間で出来るようにするために、この本を買いました。
700点~800点のためにはPart5は12分くらいで終わらせる必要がありますが、これをやり切ってからはそれができるようになりました。

当然軽く考えていた文法の穴埋めもできましたので、点も上がっていくわけです。
ですので、はじめから800点を超えるような方には必要ないと思いますが、600点台くらいの方にはとても効果のある本だと思っています。

もう少しこの本の良いところを。
実際中身を見るとわかるのですが、この本は見開きで左が問題、右が解説になっています。
(最後のまとめや別冊は少し違いますが)
この形式の良いところは、電車などの移動中でもやりやすいということです。
1000問あるので、厚さはなかなかのもので、まあまあ重くはありますが、
座りながらであれば、ペンなども使わず解き進めることができます。この使い勝手の良さで私はこの本を6周しました。

ここで簡単なこの本の私の進め方を書いておきます。
●1週間で1週。
仕事のある日とない日で量は変えましたが、周回しているうちに1日の時間は短くなっていきました。
というより、意図的に早く解くようにしていました。
Part5攻略のカギは、2回問題を読まないことです。ですから、単純に解答を暗記するということでなく、理由も含めて瞬間的にわかるように練習していました。
 (参考:私の1週間のスケジュール)
   日曜日:1~229 月曜日:230~351 火曜日:352~475
   水曜日:476~689 木曜日:690~809 金曜日:810~929
   土曜日:930~1049
  600点台から700点台の時であればPart5は1問30秒で解けるので、100問なら50分で終われます。
  これをやり切ってPart5を12分くらいで解けるようになったと思います。
●すべての問題に〇×をチェック(冊子に)
これはこの本に限りませんが、こうすることで、どの問題が苦手なのかを一目でわかるようにしていました。

勉強法のページでも書きますが、やはり問題集は周回が大切です。4回目くらいから覚えられてるという実感がどの本でもしてきています。

Part5を早くできるようになる練習は、リーディング全体のスピードアップにつながります。長文といっても短文の集まりですから、一つ一つの文を1度読んだだけでわかるようになれば、当然全体も早くなります。結果、苦手だったPart6も楽に解けるようになりました。

結果この本は私の全体的な点数アップにつながった本ということになりました。
この本は実はリーディングのスピードアップに役立つ本だと思っています。ぜひやってみてください!

TOEICの教材について その1 ~基本的な選び方 どうしてもいいたいこと

本屋さんに行くとTOEICの教材が山ほどあります。見てるとどれでも同じ気もするので、とりあえずは買ってみて失敗しながらということもいい経験にはなりますが、できることならはじめから効果のあるものを選びたいものです。

ということで、ここでは基本的な選び方と、おすすめ教材、そしてその使い方をご紹介していきます。
まずは、選び方から。

これについてはどうしても言いたいことがあります。それは、

TOEICの教材は、TOEICを知り尽くしている人が作った教材を買うべし

ということです。
正直、TOEICは一つ一つの問題は難易度が高いわけではありませんから、英語のものすごくできる人がとくとあっという間に満点が取れてしまいます。ですから巷にはよく、
TOEIC満点の著者が書いた、というようなものがたくさんあります。
しかし、よくよく解いてみると、実際のTOEICの問題にはあまり出ないような問題であったり、難しすぎるがのっていて、全然効果がないものも多くみられます。
正直、形式を知るというスタンスであれば、どの本でも自分がやりやすいものを選ぶとよいと思いますが、

点数アップのための教材は、ぜひ、TOEICを何回も受験している方の本を選んでください!

TOEICの業界には有名な方がたくさんいらっしゃいますが、これらの方は何回もどころか、何十回も満点を取っているという方もいます。こういった方たちの本であれば安心して勉強を進めることができるのでとてもおすすめです。
もちろん、ほかの方のものでもいい教材はあるとは思いますが、はじめのうちはすぐに判断はできないと思います。迷ったら、これらの先生の本が良いと思います。

そして何より、公式のものですね。
実際の形式に合わせた模試やトレーニング用の教材が出ていますので、これなら間違いはありません。
ただ実は、解説が公式のほうが大まかで、テクニック的なことは詳しくありません。
公式本は練習試合で、点数アップのトレーニングは上記の先生たちが書いたものでするというのが基本的な流れになるかと思います。

では、以降のページで具体的に私が使ったものでよかったものをご紹介していきます。