TOEIC当日の準備 ~初心者が見落としがちなTOEICの見えない敵

TOEICを初めて受けるときは皆さん、少しでも点を高く取れるようにと意気込んでいくわけですが、終わってみると想定外のことがあったりして、思ったように点が取れないことがあります。実際私も想定外のことがあったために、思うように点が取れなかったのを覚えています。

TOEICは2時間の長丁場なうえに、1問を秒単位で解かないといけないことから、最高の集中力が必要とされます。あらかじめわかって望むのとそうでないのとでは、結果が変わってきますので、ここではこれからTOEICをうける方たちのために、当日どのようなことがあるのか、そして私が襲われた(笑)見えない敵について書いていこうと思います。

持ち物について その1

まずは受験票にかいてある持ち物から。

  • 受験票
  • 時計
  • 筆記用具
  • 身分証明書

基本的には注意書きも書いてあるのでそれに従えば大丈夫ですが、時計と筆記用具についてはいろいろ疑問が場合があると思うので触れていきます。

時計

注意書きにもあるように、ストップウォッチすら原則禁止になっています。実際のところ、それらしきものを使っている人はいますが(はっきり現場は抑えてませんが、怪しい人はいます笑)、注意されているのを見たことはありません。

ですが、ここは指示に従って腕時計で行きましょう。個人的にはアナログがおすすめです。TOEICの試験時間は13時ぴったりに始まり、15時に終わりますが(最近は15時1分がおおい)、アナログのほうが残り時間が一目でわかるので良いかと思っています。

なお、普段時計が遅れていたり進んでいたりの状態で使っている場合、パニックにならないよう、ちょうどに合わせたほうが良いです。余裕を持てるように進んだままでやっていたことがありましたが、頭でわかってても残り時間がわからなくなることがあったのである時からぴったりに合わせるようにしました。

筆記用具

これは結構皆さんやってますが、TOEICは基本、鉛筆かマークシート用のシャープペンシルを使いましょう。0.5mmの芯でマークシートを塗るのは時間がかかってしまいます。リスニングもリーディングも1秒がおおきな時間になるので、少しでもマークにかかる時間は減らしたいところです。

ただし、マークシートに名前を書いたり、受験番号を記入する箇所があるので、普通のシャープペンシルがあった方が楽ではあります。もちろん鉛筆でも大丈夫です。

本数は当然複数本用意してください。試験中机から落としても拾う時間はありません。消しゴムも同様です。試験中は筆箱も机の上に置けませんので、鉛筆も消しゴムも、複数本出しておくことになります。

持ち物について その2

受験票に書いていないもので本番に向けて用意した方がよいものをご紹介します。

  • 飲み物
  • その他エネルギー源

完全に人によるものですね。笑 糖分を取ったり、栄養ドリンクを飲んだり、頭がしっかり働くような対策です。私には不可欠ですが、これは皆さんの体力や集中力次第かと思います。

ちなみに飲み物は、原則室内では飲食禁止ですが、ペットボトルなど鞄にしまえるものなら、12時半(集合時間)より前であれば室内でも注意はされません。
※会場によるかもしれないので確認はしてください。

なお夏場は、試験直前まで飲み物を飲んでいいという例外措置があります。大きな会場では1教室200人などを収容していますので、熱中症対策をとして認められています。

ここまでが実際の物理的な準備なわけですが、TOEICで高得点を取るためには心の準備が必要です。なにも高得点を取ろうなどという意気込みということではありません。

TOEICには実は集中を乱す要因がたくさんあります。これが

TOEICの見えない敵

なわけです。具体的に上げてみましょう。

 

 

TOEICの見えない敵とは

試験になれている学生さんなどでしたら容易に想像の付くものですが、私はなにぶん何十年ぶりにこうした会場でテストを受けたので、すっかり忘れていました。会場設備や隣の人たちの影響のことです。私が完全にやられてしまったのは、

  • 隣の人に机を揺らされる。
  • 隣の人のマークの音

でした。細かく挙げてみます。

隣の人に机をゆらされる

TOEICの試験会場は大学や企業の研修センターが多いですが、机が長机で2人で1つの机というケースは少なくありません。大学の机の場合、完全に固定されて全くぐらつかないこともありますが、私は初回のTOEICがある企業の研修センターで、その時の机が、移動しやすいような車輪の付いているものでした。このため、隣の人が消しゴムを使ったり、肘をついてたりするととにかく揺れます。これが大変でした。

隣に人のマークの音

通常であれば気にならないのですが、この時は、リスニングが終わってリーディングに入ってから、隣で連続してマークする音が聞こえてきたのです。どうもこれは、そういう試験テクニックがあるからのようですが、その時は何事かと思い、とにかく集中力を乱されました。

そのほかにも集中が乱されるを乱す要因は

  • 空調
  • 机そのものが安定しない
  • 花粉症の時期の自分および周りの方のくしゃみや鼻水をすする音

でしょうか。花粉症の方は花粉症対策も十分にした方がよいです。ティッシュについては袋から出せば机の上に置いておけます。お分かりのとおり、リスニングの時に鼻をすするとたいそう迷惑ですから、基本的には鼻水はすすれず、垂れ流すことになります。笑 この時に鼻水をふけるようにティッシュは不可欠です。

空調も気を付けなければいけません。2時間手が冷たいまま受験をしたこともありました。(ちなみに、申し出れば席は変えてくれます)

 

ということでいくつかあげましたが、これらについては高い集中力を持っている方にはどうでもいい話だと思いますが、私はそこまでの余裕がなく、はじめての時は本当に試験後に一人でイライラしてしまったのを覚えています。今思えば、その程度の英語力だったということなのですが、やはりはじめはできるだけ高い点を取りたいものですし、安くない受験料を払っているので、それだけに十分に力が発揮できずふがいない思いをしたのを覚えています。

ですが、当然慣れてきたら心に余裕ができますから、それも考慮に入れて受験できるようになりました。当時思ったのは、

こういうことまでわかって受験に臨むべきだった

ということです。ですので今回こんな記事を書きました。これからTOEICを受けるという方にぜひ参考になれば幸いです。

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単語学習おすすめ教材 ~TOEIC、英検共通?

皆さんは単語の学習をする際は試験に合わせた単語帳を使われると思います。特にTOEICはビジネスよりの単語が出題されますので、それに特化した単語帳で勉強した方が確かに効率はいいでしょう。

ただ、自分がTOEICで900点を超えた今、大きな点数アップにつながったと思う単語帳は、どれもTOEICの単語帳ではありません。

もちろんTOEIC用の単語帳も何冊かやってきました。やりやすいな、つかいやすいな、と思う単語帳はありましたが、900点を取れたのはこれをやったからだ、と思える単語帳は、

英検用の単語帳です。

ただし、単語帳だけでなく、それを補完するものがありましたが、それをやってTOEICのPart5のスピードがものすごく上がりました。

ここで私が使ってきた単語帳と語彙対策の問題集をご紹介します。

 



 

単語帳について

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言わずと知れた英検の「パス単」シリーズです。英検であれば、これをやればまちがいないものですが、ことTOEICにおいても、すごく役立ったと思っています。900点を超えるためには1級が必要ですが、700点を超えるのは準1級用のパス単で行けます。自分は600点台で足踏みしてた時に準1級対策をして700点台に上がったので、良い効果が得られると思います。

なお、準1級合格を目指すなら1級のパス単まで使った方がよいと思います。 というのも、本番で出題される準1級の語彙は1級レベルのものも含まれており、準1級のパス単だけですと、割と苦戦を強いられることがあります。私は準1級は2回目で合格しましたが、1回目落ちたときに1級の単語に手を出し、その後合格することができました。

ただ、パス単には例文はのっていますが、英語学習初期のころは例文を使って覚えることは苦手でした。なので、単語だけを基本は覚えていきますが、これですとやはり忘れやすく、当初はなかなか苦労しました。そこで始めたのが次のものです。

語彙対策問題集

ここで2種類ご紹介します。

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感想(18件)

画像は1級ですが、どちらも準1級用もあります。

いずれも英検の語彙のパート対策の問題集です。TOEICでいえばPart5のようなイメージですが、基本的にこれらの良さは、覚えた単語をテストできるということです。パス単対応ではないですから、見たことのない単語も出てきますし、同じ単語でも若干訳の表現が違ったりするのではじめは違和感がありますが、しかし、これをまさにTOEICのPart5のような感覚で短時間でなるべく返り読みしないでこたえるようにしていたら、自分でもびっくりするくらいTOEICの問題を解くのが早くなりました。これをきっかけにTOEICの点が上がりだした次第です。

ちなみにこれらは5周はしました。準1級も1級もそれぞれ2種類です。文の中で覚えられるので忘れにくくなりました。

TOEICも英検も語彙力は大切で、多少文章読解が苦手でも語彙力があれば、かなりカバーできます。特にTOEICは難解な文章は出ませんから、語彙力があると止まらないで済むので相当なスピードアップにつながります。

英検においてはこれらをやれば、最難関といわれる語彙のパートで23/25(1級、準1級とも)も十分狙えます。(実際私は1級の語彙で24/25を取れています)

ですから英検はもちろん、TOEICにおいても、英検の語彙問題対策は非常に有効です。

 

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